『ローゼンケーニッヒ』★★★★★/大人も子供も楽しめる奥深き陣取りゲーム

じっくり優雅に楽しめるボードゲームを探している方、必読です!!

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ローゼンケーニッヒ
価格:3300円(税込、送料別) (2022/6/15時点)


ローゼンケーニッヒって?

昔イングランドで起こった王位継承をめぐる内乱、「薔薇戦争」をモチーフにした陣取りゲーム。2人のプレイヤーは赤薔薇と白薔薇に分かれ、それぞれ領土を広げていきます。

プレイ人数2人 or 4人
プレイ時間30〜40分
対象年齢10歳〜
系統戦略/駆け引き/運
おすすめ度★★★★★(満点)

ルールは至ってシンプル。「方向+距離」が示されたカードを手札から1枚選び、それにしたがって王冠コマを動かし、たどり着いたマスへ自分の紋章コマを配置します。(=領土ゲット)

領土をつなげるためにコマをどう動かすか、数手先を読み合いながらカードを使っていきます。

カードは山から引いて手札へ追加するので、戦略的ゲームでありながらどんなカードを引くかという運要素も絡み合う。この塩梅がちょうど良く、どんどんのめり込んでしまいます!

ローゼンケーニッヒの遊び方

ともシカ
ともシカ

これを読めば説明書いらず!

ゲームの目的

より多くのマスに自分の【紋章コマ】を配置することが目的です。重要なのは、タテヨコに連続して配置するほど有利になるという点です。

※厳密な得点計算方法についてはのちほど。

ゲーム準備

2人のプレイヤーは白薔薇と赤薔薇に分かれ、向かい合います。

①盤を広げ、中央のマスに【王冠コマ】を配置します。

②【進軍カード】を5枚ずつ配り、表向きにして各プレイヤーの前に並べます。※このとき、盤上の王冠のイラストと【進軍カード】の王冠のイラストの向きを揃えます。

③自分の色の【騎士カード】を4枚重ねて側に置きます。

④のこりの【進軍カード】は山札として裏向きで、【紋章コマ】はまとめて脇に置いておきましょう。

ゲーム開始

手番では以下の3つから1つだけ必ず実行します。

  1. 【進軍カード】を1枚使う
  2. 【進軍カード】を山から1枚引く(手持ちに空きがある場合のみ)
  3. 【進軍カード】を【騎士カード】と一緒に使う
1.【進軍カード】を使う

【進軍カード】を使って【王冠コマ】を動かし、そのマスを領土にすることができます。

初回ターンでは手元に5枚の【進軍カード】があり、ここから1枚を選んで使いましょう。

剣の向きが進む方向、王冠の数字(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)が進む距離を示しています。選んだカードに従って盤上の【王冠コマ】を動かし、そこに自分の【紋章コマ】を配置します。(【王冠コマ】は【紋章コマ】の上に置く)

  • 空いているマスにしか進むことはできない。移動途中にコマをまたぐのはOK。
  • 数字分はぴったり完全に移動する(少なく移動もNG)
  • ボードの外には出られない

使ったカードは捨て場に出します。

2.【進軍カード】を山から1枚引く

手持ちの【進軍カード】が4枚以下の場合、山札の一番上のカードを引いて加えることができます。これでターンは終了です。

※山札がなくなったら、捨て場のカードをシャッフルして再び山をつくります。

3.【進軍カード】を【騎士カード】と一緒に使う

【騎士カード】を一緒に使えば、進んだ先にすでに置いてある敵の【紋章コマ】を自分のものに置き替える(ひっくり返す)ことができます。

【騎士カード】はゲームの中で4枚(=4回)しか使えません。

パス

手持ち【進軍カード】が保有上限の5枚でありながら、何もできない時にはパスとなります。

終了条件

以下のどちらかの状態になればゲーム終了です。

  • すべての【紋章コマ】が盤に置かれた
  • 各々【進軍カード】を5枚保有しながらも、何も行動できない(2人連続でパス)

得点計算

連続した領土のマス数” を2乗し、すべてを合計した数が得点となります。(”連続”とはタテヨコにつながっている状態を指す。斜めはつながらない。)

得点の多いプレイヤーが勝ちです。

【例】

■白薔薇 8マス・2マスの2つの領土がある。

 (8×8=64点)+(2×2=4点)=68点 勝利

■赤薔薇 5マス・2マス・2マス・1マスの4つの領土がある。

 (5×5=25点)+(2×2=4点)+(2×2=4点)+(1×1=1点)=34点 敗北

※どちらも合計10マスですが、より多く連続している方が有利ですね。

同点の場合は、より大きな領土を持っているプレイヤーの勝利です。それでも同じならば、置かれた紋章コマが多い方の勝ちとなります。

(ちなみに4人用ルールもあるらしく、説明書に書いてあります)

ローゼンケーニッヒのプレイ風景

夫婦で対戦!(私:赤薔薇、夫:白薔薇)

↑序盤で夫(白)が5マスもつなげた。。ここで騎士カード使うべきか……?まだ早いかな〜。

↑白薔薇コマが7個つながりそうでヤバい。。お…夫は上と左にしか進めないらしい。よし、盤の左上に移動して次のターンの夫の動きを封じる!(でも端に寄ると自分もそのうち動けなくなるリスクあり……)

↑最後のほうはお互い動ける場所が少なくなってきます…。夫の策略により、まったく旨味のないところで強制的に【騎士カード】を使わなければならない悲しさ。。

124 対 98 で夫の勝ちでした!もうひとつエリアがつながれば逆転だったのに…。悔しい〜!!

ローゼンケーニッヒのレビュー

◎すぐに覚えられる簡単ルール

上述のとおり、ルールがとてもシンプルですよね。

特殊効果などがほぼないため予想外の事態が起こりにくく、じっくりと着実に進めることができます。

対象年齢 10才〜となっていますが、ルールを覚えるだけならもっと小さな子どもでもOKかも。なんとなくコマを動かしてもそれなりに形になるので、プレイヤー同士の能力差がなければ十分に楽しめそうです。

◎奥深い戦略性、運要素とのバランスもGood

領土をつなげるためにはどこへ動けばいいのか、常に頭はフル回転。手持ちのカードを公開しているというところがミソで、相手の次の手を予想することも可能ですが、自分の戦略も読まれているかもしれないのです。ちょっとした駆け引きも楽しめますよね。

ともシカ
ともシカ

4枚しかない【騎士カード】で、相手の領土を分断できた時にはスカッとするね!

戦略ゲームなのですが、カギを握るのは “カードの引き運” という点も面白いですね。また、0から手を考えるのではなく与えられた選択肢の中から動くという点がボドゲ初心者にはちょうどいいなと思います。

◎おしゃれな雰囲気とコンパクトさが魅力

なんと言ってもデザインが上品でおしゃれ!貴族の薔薇戦争をモチーフにしたコンポーネントが素敵で、チェスを指しているかのような優雅さがあります。

そして、盤のサイズは 38×30cm とコンパクトで、場所を選ばずにプレイできます。パッケージはさほど小さくありませんが、中身を出してしまえば無理なく持ち運びもできそう。旅先に連れていって旅館で遊ぶのもいいですよね♪(盤は4つ折にできます!)

△得点計算はちょっと手間

連続した領土のマスを数えて2乗して、箇所ごとに足していく……って私は暗算できない。電卓必須です。それでも「あれ、ここ足したっけ?」と混乱することも。。

初回は弟とプレイしたのですが、得点計算もおまかせしました(笑)

おとうと
おとうと

もう、しょうがないな〜

ローゼンケーニッヒの総評

私のおすすめ度は〈星5★★★★★〉満点です!

好きなところ
  • ルールが簡単
  • 奥深い戦略性と運のバランスが良い
  • おしゃれでコンパクト
微妙なところ
  • 得点計算が面倒

覚える要素が少なく、シンプルにじっくり考えられる。そして完全なアブストラクトではなく、ちょっと運まかせな部分がある。私の好きなジャンルです!

あと個人的には机いっぱいに広げるのがあまり好きじゃないので、コンパクトにスマートに遊べる点も評価が高いです。好みの問題ですけどね。

超おすすめな『ローゼンケーニッヒ』。ぜひ遊んでみてください♪

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